皆さん、夜のドライブを楽しむことがありますか？静かな道路を走りながら、車内で流れる音楽や、外の風景を楽しむひととき。普段は心地よいものですが、時にはそんな夜のドライブが恐怖の瞬間へと変わることもあります。
ある晩、私は友人と一緒に深夜の道路を走っていました。外は静まり返り、月明かりが道路を淡く照らしているだけで、周囲にはほとんど人影もありませんでした。車の中では、普段の雑談が続いていたのですが、その時、突然何気ない景色が異様に感じ始めました。
道の端に見える古びた家が気になり、車を止めて窓を開けました。何気なくそこを見つめていると、家の窓から、わずかに人影が動くのが見えました。最初は、ただの錯覚だと思いました。しかし、次第にその影は動き続け、こちらに近づいてくるように感じました。
怖くなって車に戻ろうとしたその時、背後から足音が聞こえてきました。振り向くと、そこには誰もいなかったのです。心臓がバクバクと鳴り、急いで車に乗り込むと、窓に何かがぼんやりと映っていました。それは、まるで誰かの顔が見えるような…いや、実際には何も映っていないはずの窓ガラスに。
その後、急いでその場所を後にしましたが、車を走らせていくうちに、ふと後ろを確認するたびに、何かが車に追いかけてくるような感覚を覚えました。最後にはその家を完全に離れると、ようやくその不気味な気配から解放されたように感じました。
こうした恐怖体験は、何も起きていないように思える瞬間でも、心の中に深く残ります。普段何気なく通り過ぎる場所でも、その時だけは、目の前の静けさがどこか異常で、何か不穏なものが忍び寄ってくるような気がしてしまうのです。
夜の静けさには、想像以上の恐怖が隠れていることがあるということを、改めて思い知らされた出来事でした。次回夜道を走る時には、無駄に目を凝らさず、少しでも違和感を感じたらすぐにその場を離れることにしようと思います。
皆さんが体験した怖い話はありますか？夜道での不思議な出来事や、今でも忘れられない恐怖の体験があれば、ぜひ教えてください。